2021/8/5にロンドンアップデート(EIP-1559)が実施されました。それによりガス料金体系にBASEFEEが導入されかつ、BASEFEEはバーンされる仕様となりました。
本記事では、EIP-1559によりイーサリアムがどれくらいバーンされているのか?バーン量とイーサリアム発行量よりデフレ化が進むのか?デフレ化する可能性が有ると言われてるのは何故か?を自身の備忘録としてまとめたいと思います。
本記事はこんな方向け
- イーサリアムがどのくらいのペースでバーンされてるかが知りたい
- イーサリアムってそもそもどのくらいのペースで発行されているのか知りたい
- バーン量と発行量より今までと比較してどのくらい発行率は下がるのか(デフレ化)するのか知りたい
イーサリアムのバーン量
バーン情報掲載サイト
イーサリアムのバーン量は色々なサイトで公開されてます。僕が主に見ているサイトを3つ紹介させていただきます。
合計バーン量
2021/8/10の22:40時点の合計バーン量は21845ETHになります。
まだロンドンアップデートから5日程しか経っていませんが結構な量がバーンされてますね。
1日の平均バーン量
下記の実績値より、1日の平均バーン量は約4190ETHになります。
■8/6のバーン量:4107ETH
■8/7のバーン量:4217ETH
■8/8のバーン量:4191ETH
■8/9のバーン量:4247ETH
イーサリアムの発行量
発行量掲載サイト
僕は下記サイトよりイーサリアムの発行量を確認しています。
合計発行量
イーサリアムの発行枚数はビットコインと異なり上限がありません。
ブロック生成毎にイーサリアムが新たに発行されマイナーに報酬としてイーサリアムを付与しています。
イーサリアムの現在(2021/8/10)時点では、イーサリアムの合計発行量は1.17億です。
1日あたりの発行量
下記のYchartsを見て頂けるとわかりますが、2021/1/1より現在(2021/8/9)の220日間で304万ETH発行されてます。
3,040,000 / 220 = 13818
上記より1日あたり13818ETHが発行されてることになります。単純計算すると年間ベースでは、504万ETHが発行される計算です。
今後予測
バーン量を加味した発行量
先程の1日のバーン量と1日の発行量を比較すると、今までの発行数の約30%はバーンされるので、70%の発行量になる計算になります。以下。
(4190(1日のバーン量) / 13818(1日の発行量)) × 100= 30.3
但しこれはあくまで、PoW下でのバーン量を加味しただけの数値であり、実際は後述する他の要因(PoS化)も加味すると大幅に発行量は減ると思われます。
バーン量を加味したインフレ率
現在のイーサリアムのインフレ率は先程紹介したYchartsにも載っていますが、4.39%になります。以下の「1年前からの変更」を参照。
次にバーン量を加味したインフレ率を算出したいと思います。
以下は想定され得る年発行量になります。
(13818(1日の発行量) − 4190(1日のバーン量)) × 365 = 3,514,220
上記の年発行量と、2021/1/1時点の発行量より想定されるインフレ率は、3.08%となります。以下。
(3,514,220 / 114,000,000) × 100 = 3.08
インフレ率は1%以上減ってはいますがこれだけではまだデフレ化はしなそうですね。
ちなみにビットコインのインフレ率は1.77%になります。
【重要】バーン以外の要因による発行量・インフレ率への影響
今までで、EIP1559による発行量、インフレ率の影響をお話ししましたが、実際はEIP1559よりも「The Cliffening」(クリフニング)が発行量、インフレ率に多大な影響を与えるかと思われます。
「The Cliffening」(クリフニング)とは、2022年初予定のETH2.0の「The Merge」が行われて、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPoSに完全にアップグレードされ、ETHのブロック報酬が減り発行が大幅に減少する事です。
具体的にはインフレ率が現在と比較して約90%減少し、インフレ率が0.3%から0.4%の間に低下すると予測されています。
まとめ
今までの内容を整理すると、
今の発行ペース、バーンペースをキープする限りでは大幅に発行量は減るもののデフレ化まではしない。
一方で、ETH2.0に完全移行するタイミングで「The Cliffening」(クリフニング)によりインフレ率が0.3%から0.4%の間に低下する為デフレ化が進むと予測
ETH2.0については下記関連記事を是非見てみて下さい。
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